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松井守男/Morio MATSUI
フランスで生きる画家
-神田明神文化交流館に大作設置-
Monthly Gallery Art Movie Vol.5

Full Ver.はこちらから https://youtu.be/Yb2Lel77Sw4

 フランスで50年におよぶ制作活動を続けてきた画家・松井守男(1942-)。武蔵野美術大学を卒業した年、1967年に政府給付留学生として渡仏以来、パリで制作を続けてきた。1997年にはコルシカ島にアトリエを構え制作拠点を移した。

 フランスの香りを日本向けに伝え、主に日本で発表した多くの画家とは異なり、フランス国内で高い評価を得て、画家としての基盤を築いてきた。2003年にはフランスの最高勲章レジオンドヌールを受章している。

 パリに30.年、コルシカ島に拠点を移し20年の時を刻んできた画家は、近年、日本の長崎県・五島列島にもアトリエを構え、フランスと日本の環境の違い(空気の乾燥度)による、絵具の発色の微妙な変化も取り入れ、新しい作品を次々と制作している。

 ここでは、ピカソやシャガールなど世界の巨匠で溢れるパリの街で、いかに絵描としてやっていけるかと悩んだ末に、2年の歳月を掛けて描いた代表作「遺言」(1985年)の成立した過程を画家が語る。この作品に対して画家自身が「松井ルネッサンス」というように、これまでの作品と異なり、面相筆で描いている。死ぬ覚悟で描いた、タイトルも「遺作」となっている作品によって、松井守人は生き返った。この作品から「光の画家」として、パリで認められる画家となった。

2018年に東京・神田明神の「神田明神文化交流館」(EDOCCO)に、松井守男の大作が何点も設置されることになった。この映像では、その作品も観ることができる。