作宮杏奈/AnnaSAKUMIYA
「みんなが平和な世界」をコンセプトに
Monthly Gallery Art Movie Vol.17

YouTbeにて動画公開中  https://www.youtube.com/watch?v=Cze-iatn2IU&t=31s

ジョン・レノンの<イマジン>、「…想像したら世界は変わる …」という歌が凄く好きだという作宮杏奈は、自らの作品も「みんなが平和な世界」というコンセプトで制作している。彼女の作品は木版画の版木を彫って作品とする彫絵、クレービングアートで、彫った線の美しさにこだわった制作方法を貫いている。

版画にするための版木自体の美しさに魅かれ、その版を作品として展示した。そこから、作宮は版画で言えば、紙に摺る前の版の段階にあるものを作品として創ることになった。つまり、摺り終わった時の効果を考えて彫るのではなく、それ自体が「彫絵」として完結する世界を選んだ。2011年に大作の版画とするはずの版木を作品としてから、そこから彫絵の発表を続けてきた。これまで4回の個展を行っている。

 「何を創るかいつも分かってない状態ではじまります。何も考えないで鉛筆を持ち、ただ下絵を何枚も描き続けます。小さな四角な枠にひたすら描いて、これじゃない、これでもないとか、いろいろ描いていきますが、自分の頭で綺麗ではないかと考えて描いたものではなく、ボーッとして描いている時に、しっかりとしたアングルがバシッとでてくるんですね。こういう絵を描くと決めてないで手を動かし続けて4、5時間すると、フッと形が出てくる。これがでてきたら、より細かく具体的な形を正確な下描きまで持って行って、最後のトレーシングぺーパーの状態まで持って行ったら、ほぼそのまま創ります」

 作宮の作品制作は、発表する会場を決めてから進められる。展示する空間にどのような配置で作品を飾って、その世界を満たすのか。「みんなが平和な世界」を感じさせる展示が、各個展で展開されてきた。          (「月刊ギャラリー12月号 2019」より)

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